日本での活動概要
日本のファミリー・インターナショナルのメンバーによる活動は、1972年に始まりました。当初は宣教活動が主体でしたが、次第に、より幸せで明るい社会を築くことに貢献すべく、数々のプロジェクトに携わるようになりました。ペースが速くて人間味の薄れた現代社会には複雑な問題が多々ありますが、誠実な愛と思いやりが解決策を提供すると私たちは信じます。
私たちのメンバーが行うボランティア活動の内容は、そのメンバーごとに異なりますが、クリスチャン・カウンセリング、心のケアや精神面でのサポート、物質面での援助、恵まれない人々への支援、などが含まれます。これらの活動は、ファミリー関係者やその他の個人によって運営される独立したボランティア組織やNGOによって実施されています。
プロジェクト・ハイライト
国内の被災地での救援活動 | 大きな地震や台風などの災害があった場合、被災地における食料や物資の配布などの救援活動を行うと同時に、被災者たちの精神的な支えとなるカウンセリング、また子供たちのためのプログラムなどを行います。今まで行った大きな救援活動としては、阪神大震災(1995年)や新潟中越地震(2004年)における活動などがあります。
福祉施設や医療施設への訪問 | 多くのファミリー・センターが、地元にある高齢者施設、児童養護施設、母子施設、少年院、医療施設などへの定期的な慰問を行っています。クリスマスをはじめ、こどもの日や敬老の日、夏休みや冬休みなど、一年を通して様々な機会に入居者のための特別の催しを企画したり、子供たちのためのプログラムを行ったり、個人的なふれあいの時を過ごしたりして、励ましの手を差し伸べています。
海外への救援活動 | いくつかのファミリー・センターは、養護施設、学校、病院への支援など、海外の貧しい国々への救援活動に参加しています。ボランティア活動に関心ある企業や個人の方々から物資を調達し、その輸送手段を手配し、また現地で配給されることを確認します。
クリスチャン文書の配布と翻訳 | ファミリーのメンバーは、宣教師として福音文書の配布や個人伝道に携わります。また、「アクティベート」誌や音楽CD、本などのクリスチャン出版物や製品を配布しています。他にも、日本のファミリーは、家庭問題、幼児教育、対人関係、また良い習慣を築くことやコミュニケーションの秘訣など、様々な主題を扱うクリスチャン文書やバイブル・スタディ・コースなどの翻訳や出版を行なっています。
聖書勉強会 | ファミリー・センターでは、クリスチャンとしての信仰を強めたい方々のために聖書の勉強会を行っており、また、近所の子供たちのための日曜学校を開いているセンターもあります。参加者は、自分たちが毎日の生活の中で抱えている様々な問題や困難に対する役立つ秘訣や答えの多くを聖書の中に見出しています。
コンサートや音楽制作 | ファミリーでは、クリスチャン・メッセージを伝えるために、数多くの歌が作詞作曲されています。ファミリーの音楽スタジオで制作・録音される音楽のジャンルは幅広く、ゴスペル・ソングから、ポップスやロック、また子供向けの歌や子守り歌まで、全ての人に楽しんでいただけるバラエティ豊かなものです。(詳しくはこちらをご覧ください。) また、宣教の一環としてコンサートなどの音楽活動も行っています。
セミナーや個人的なカウンセリング | ファミリーでは、母親向けの育児クラス、若者向けのディスカッションなど、一般の人が参加できるセミナーや研修会などを主催しています。また、個人的なカウンセリングにも力を入れています。職場での人間関係、家庭での親子関係や結婚問題、また子育てなどについて、カウンセリングを求めてくる方が大勢います。